キットで遊ぼう電子回路

実践編 第1章「実践で習得!電子回路」では、電子工作などの実践の重要性や電子工作で必要な工具、測定器について説明しました。早速、実際にいろいろな回路を作り電子回路の設計を習得していきたいのですが、いきなり始めることに不安や抵抗感を感じる方もいるでしょう。

そういった方のために、まずこの章では初心者に最適な学習キットを紹介したいと思います。

1. 「キットで遊ぼう電子回路 基礎編」について

ここ実践編 第2章で紹介するのは、アドウィン社の製品である電子回路の入門教材です。私も実際に購入してみましたが、初心者でも手軽に始めることができる学習キットだと思います。

アドウィン社の入門キット
アドウィン社の入門キット

上の写真は「キットで遊ぼう電子回路 基礎編」の vol.1vol.2 の中身です。

「キットで遊ぼう電子回路 基礎編」は、vol.1vol.2 で1つのカリキュラムとなっています。この学習キットはテキストが付いており、テキストに沿って課題を解いていくことにより電子回路について学習することが出来ます。

テキストには、組み立てる回路について丁寧な説明がされています。また、電圧・電流・抵抗値の測り方やそれぞれの電子部品の仕組みや使い方なども説明してあるため、初心者の方でも安心して学習できます。

この教材のテキストには「はんだ付け」のやり方や注意点について書いてありますが、「はんだ」を使わなくても問題なく学習することができます。(※「はんだ」を使わずに学習する方法については、実践編「1-6. 「はんだ」を使わない電子工作」をご参照ください。

世の中に電子工作キットは多数存在しますが、これら電子工作キットの中には説明書通りに組み立てれば簡単に回路が完成し、肝心の回路動作の理解につながらないものもあります。その点、「キットで遊ぼう電子回路 基礎編」は回路動作も理解できるような教材です。

テキストはオールカラーで図を多く用いた説明がなされており、とても分かりやすかったです。また、ブレッドボードを用いて回路を構成するため、手軽に実践することが出来ます。

※ ブレッドボードとは:
電子部品や配線を差し込むだけで電子回路を組むことの出来る基板のこと。ハンダ付けが不要なので、手軽に実験や試作をすることが出来る。

ブレッドボードボードに部品をさす様子
ブレッドボードボードに部品をさす様子

写真のように、部品をさすだけで回路を組むことができますし、取り外すことも簡単にできます。そのため、失敗しても何度でもやり直すことができます。

○ 「キットで遊ぼう電子回路 基礎編」の対象者について
「電子回路とは何か」や「電気の仕組みはどういう物なのか」といったことを実践しながら学びたい方は、Vol.1 のみの学習で十分だと思います。
これまで電子工作などの実践の経験が十分になく、抵抗やコンデンサといった電子部品に加えトランジスタを用いた様々な応用回路を学びたい場合は、Vol.1Vol.2 を合わせて学習することをお勧めします。

○ 購入と詳細な内容について
購入に関してはアドウィン社のホームページや Amazon からできます。送料が無料となるため Amazon からの購入をお勧めします。私は Amazon から購入しました。下の写真の通り、送料は無料でした。(アドウィン社ホームページからの購入の場合、2万円未満ならば送料が発生します。2012年3月に確認。)

Amazonからの購入時の領収書
Amazonからの購入時の領収書

↓↓ Amazonからの購入はこちらからできます。↓↓

上の画像をクリックし、購入画面に移動してください。左側が Vol.1 で右側が Vol.2 です。

詳細な内容については、アドウィン社ホームページから確認できます。以下のURLから商品をクリックすると、テキストの一部やデモ映像の視聴などができます。

キットで遊ぼう電子回路シリーズ : http://www.adwin.com/product/ECB.html

※ この教材のテキストには「はんだ付け」のやり方や注意点について書いてありますが、「はんだ」を使わなくても問題なく学習することができます。「はんだ」を使わずに学習する方法については、実践編「1-6. 「はんだ」を使わない電子工作」をご参照ください。

また当サイトでも、次のページ「2-2. 学習キット組み立ての様子」で作成の様子を掲載していますので、ご参照ください。

2. 「キットで遊ぼう電子回路 基礎編」の内容

キットで遊ぼう電子回路 基礎編」の Vol.1 および Vol.2 で何を学ぶことができるか、私なりにまとめてみました。また、内容についてもまとめています。

(1) 「キットで遊ぼう電子回路 基礎編 Vol.1」の内容

「キットで遊ぼう電子回路 基礎編 Vol.1」では、まず始めにテキストでブレッドボードの仕組み、それぞれ電子部品の仕組みや特徴について学習します。そして、電圧・電流・抵抗などの電子回路の基礎を学習した後、発光ダイオードLED)やコンデンサを使った回路で応用を学ぶことができます。

また、実際に電子部品を組み合わせて応用回路を構成するため、自然と電子工作のノウハウも身に付きます。

以下、内容についてまとめました。

  • ブレッドボードの仕組みや内部の接続図がテキストに書いてあり、回路作成の例も図入りで書いてある。
  • 電圧・電流・抵抗の概念が分かりやすく解説されている。
  • 電圧・電流・抵抗の測定方法について書いてある。
  • 発光ダイオード(LED)、可変抵抗、コンデンサといった電子部品の仕組みや特徴について説明してある。
  • 発光ダイオード(LED)を利用した応用回路(並列回路、整流回路、論理回路、CR時定数回路など)について実践しながら学習できる。

以上が「キットで遊ぼう電子回路 基礎編 Vol.1」の内容です。

(2) 「キットで遊ぼう電子回路 基礎編 Vol.2」の内容

「キットで遊ぼう電子回路 基礎編 Vol.2」では、Vol.1 を発展させてトランジスタを利用した応用回路を学習することができます。トランジスタは、今日のエレクトロニクス分野の発展には欠かすことが出来ない半導体素子です。このトランジスタを使いこなしてこそ電子回路を習得したと言えるのではないでしょうか。

トランジスタを使った応用回路で発光ダイオード(LED)を制御するだけではなく、モーターやスピーカーを制御する回路を学習することができます。

以下、内容についてまとめました。

  • トランジスタとは何か、トランジスタの増幅機能について分かりやすく説明してある。
  • 発光ダイオード(LED)の明るさを調節したり、多数の LED を点灯させる応用回路について実践しながら学習できる。
  • モーターを制御する回路やスピーカーを制御する様々な回路を、実際にモーターを駆動したりスピーカーを鳴らしたりしながら学習できる。
  • バイポーラ・トランジスタ、電界効果トランジスタ(接合型FETやMOS型FET)といった種類の異なるトランジスタの特徴について学ぶことができる。

以上が「キットで遊ぼう電子回路 基礎編 Vol.2」の内容です。

次節「2-2. 学習キット組み立ての様子」では、実際に「キットで遊ぼう電子回路 基礎編」の組み立ての様子の写真を掲載しています。